北太平洋中層水により長距離輸送される溶存鉄の起源と化学形態の解明
1. 出版物
・ 査読有論文
Yamashita, Y.*, J. Nishioka*, H. Obata, and H. Ogawa (2020) Shelf humic substances as carriers for basin-scale iron transport in the North Pacific. Scientific Reports, 10, 4505, https://doi.org/10.1038/s41598-020-61375-7, 査読有, 英文, 科研費番号
Yamashita, Y.*, Y. Yagi, H. Ueno, A. Ooki, and T. Hirawake (2019) Characterization of the water masses in the shelf region of the Bering and Chukchi Seas with fluorescent organic matter. Journal of Geophysical Research: Oceans, 124, 7545–7556, https://doi.org/10.1029/2019JC015476, , 査読有, 英文, 科研費番号有, 化学と物理学の分野融合
Nishioka, J.*, H. Obata, H. Ogawa, K. Ono, Y. Yamashita, K. Lee, S. Takeda, and I. Yasuda (2020) Subpolar marginal seas fuel the North Pacific through the intermediate water at the termination of the global ocean circulation. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 117,12665-12673, https://doi/10.1073/pnas.2000658117, 査読有, 英文, 科研費番号有, 化学と物理学の分野融合
Yamashita, Y.*, T. Tosaka, R. Bamba, R. Kamezaki, S. Goto, J. Nishioka, I. Yasuda, T. Hirawake, J. Oida, H. Obata, and H. Ogawa (2021) Widespread distribution of allochthonous fluorescent dissolved organic matter in the intermediate water of the North Pacific. Progress in Oceanography, 191, 102510. https://doi.org/10.1016/j.pocean.2020.102510, 査読有, 英文, 科研費番号有, 化学と物理学の分野融合
Mori, Y., J. Nishioka, S. Fujio, and Y. Yamashita* (2021) Transport of dissolved black carbon from marginal sea sediments to the western North Pacific. Progress in Oceanography, 293, 102552, https://doi.org/10.1016/j.pocean.2021.102552, 査読有, 英文, 科研費番号有, 化学と物理学の分野融合
Nomura, D.*, H. Abe, T. Hirawake, A. Ooki, Y. Yamashita, A. Murayama, K. Ono, J. Nishioka (2021) Formation of dense shelf water associated with sea ice freezing in the Gulf of Anadyr estimated with oxygen isotopic ratios. Progress in Oceanography, 196, 102595, https://doi.org/10.1016/j.pocean.2021.102595, 査読有, 英文
Nishioka, J.*, H. Obata, T. Hirawake, Y. Kondo, Y. Yamashita, K. Misumi, and I. Yasuda (2021) A review: Iron and nutrient supply in the subarctic Pacific and its impact on phytoplankton production. Journal of Oceanography, 77, 561-587, https://doi.org/10.1007/s10872-021-00606-5, 査読有, 英文, 科研費番号有, 化学と物理学の分野融合
Nishioka, J.*, T. Hirawake, D. Nomura, Y. Yamashita, K. Ono, A. Murayama, A. Shcherbinin, Y. N. Volkov, H. Mitsudera, N. Ebuchi, M. Wakatsuchi, I. Yasuda (2021) Iron and nutrient dynamics along the East Kamchatka Current, western Bering Sea Basin and Gulf of Anadyr. Progress in Oceanography, 198, 102662, https://doi.org/10.1016/j.pocean.2021.102662, 査読有, 英文, 科研費番号有, 化学と物理学の分野融合
Hirawake, T.*, J. Oida, Nomura, Y. Yamashita, H. Waga, H. Abe, J. Nishioka, D. Nomura, H. Ueno, A. Ooki (2021) Water mass distribution in the northern Bering and southern Chukchi seas using light absorption of chromophoric dissolved organic matter. Progress in Oceanography, 197, 102641, https://doi.org/10.1016/j.pocean.2021.102641, 査読有, 英文, 科研費番号有, 化学と物理学の分野融合
Yamashita, Y.*, M. Nakane, Y. Mori, J. Nishioka, H. Ogawa (2022) Fate of dissolved black carbon in the deep Pacific Ocean. Nature Communications, 13, 307, https://doi.org/10.1038/s41467-022-27954-0, 査読有, 英文
・ 査読無論文
・ その他の出版物
2. 共同研究の実施状況
3. 国際研究集会・学会・シンポジウムの開催実施状況
4. 国内研究集会・学会・シンポジウムの開催実施状況
5. 領域に関与したポスドク・RA等・若手研究者
6. 受賞・招待講演・基調講演等の状況
7. アウトリーチ活動
8. メデイア報道状況(プレスリリース・取材等の結果、報道されたもの)
プレスリリース:山下洋平, 北太平洋の生態系を潤す,鉄分の海洋循環メカニズムを解明~有機物にくっついてオホーツク海から亜熱帯へ,4,000kmの旅~, 2020年3月11日, https://www.hokudai.ac.jp/news/2020/03/4000km.html, 国内
プレスリリースの報道:東大と北大、北太平洋の生態系を潤す鉄分の海洋循環メカニズムを解明, 2020年3月11日, 日本経済新聞 電子版, https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP530694_R10C20A3000000/?au=0, 国内
北大・東大、海洋循環の謎を解析 「海の鉄分はどのように運ばれているのか」, 2020年3月12日, 環境ビジネスオンライン, https://www.kankyo-business.jp/news/024467.php, 国内
北大と東大、北太平洋における「鉄分」等の水平輸送メカニズムを解明, 国立環境研究所 環境展望台, http://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29044, 国内
プレスリリース:海洋コンベアルト の終着点における栄養物質循環解明~縁辺海がを混ぜ,栄養 分を湧き上が 湧き上がらせる ~, 2020年5月26日, https://www.hokudai.ac.jp/news/2020/05/post-678.html, 国内
プレスリリース:深海に滞留する燃焼由来の溶存物質~太平洋深海における溶存黒色炭素の除去プロセスを発見 ~, 2022年1月13日, https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/220114_pr.pdf, 国内
プレスリリースの報道:北大と東大、森林火災や化石燃料燃焼の副産物である溶存黒色炭素が深海に普遍的に存在することを発見, 2022年1月13日, , 日本経済新聞 電子版, https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP625318_T10C22A1000000/, 国内
新聞報道:溶存黒色炭素 太平洋に存在, 2022年1月18日, 日刊工業新聞
新聞報道:海に流れ出たすす、動き解明, 2022年2月16日, 日経産業新聞
9. 国際学会での発表
10. 国内学会での発表
山下洋平・西岡純・小畑元・小川浩史、「西部北太平洋中層における溶存鉄の化学形に関する考察」、北海道大学低温科学研究所 共同研究シンポジウム「西部北太平洋亜寒帯域における物質循環および海生態系とのリンケージ」、2018年10月24-25日、北海道大学低温科学研究所、口頭
山下洋平, マルタノフスキー号航海により見えてきた環オホーツク海域中層における溶存有機物の動態, 低温科学研究所 共同研究集会シンポジウム「変化する環オホーツク陸域・海域環境と今後の展望, 2019年7月26-27日, 北海道札幌市, 口頭
山下洋平, 西岡純, 小畑元, 小川浩史, 北太平洋中層水による外来性腐植様溶存有機物の輸送, 日本地球惑星科学連合2019年大会, 2019年5月26-30日, 千葉県幕張市, 口頭
Yamashita, Y., Nishioka, J., Obata, H., Ogawa, H., An insight into chemical speciation of dissolved iron in the intermediate water of the North Pacific, 日本地球惑星科学連合2019年大会, 2019年5月26-30日, 千葉県幕張市, 口頭
大井田 穣示, 平譯 享, 山下 洋平, 阿部 泰人, 西岡 純, 和賀 久朋, 野村 大樹, 有色溶存有機物(CDOM)から見る西部北太平洋及び北部ベーリング海の水塊構造と栄養塩分布, 2020年7月12-16日, JpGU-AGU joint meeting 2020, オンライン, 口頭
西岡 純, 小畑 元, 平譯 享, 山下 洋平, 小川 浩史, 安田 一郎, Importance of the intermediate water nutrient pool and mixing around island chains for constructing HNLC region in the subarctic Pacific, 2020年7月12-16日, JpGU-AGU joint meeting 2020, オンライン, 口頭
野村大樹, 阿部泰人, 平譯享, 大木淳之, 山下洋平, 村山愛子, 小野数也, 西岡純, 酸素安定同位体比を用いたベーリング海北部アナディール湾における高密度陸棚水形成の評価, 2020年11月27-29日, 日本海洋学会2020年度秋季大会, オンライン, 口頭
平譯享, 大井田穣示, ・和賀久朋, 山下洋平, 阿部泰人, 西岡純, 有色溶存有機物(CDOM)の光吸収係数により分類したベーリング海北部およびチュクチ海南部の水塊の分布, 2020年11月27-29日, 日本海洋学会2020年度秋季大会, オンライン, 口頭
大井田穣示, 平譯享, 山下洋平, 阿部泰人, 西岡純, 和賀久朋, 野村大樹, 有色溶存有機物(CDOM)の光学的特性から見る西部北太平洋及び北部ベーリング海の水塊構造と栄養塩分布, 2020年11月27-29日, 日本海洋学会2020年度秋季大会, オンライン, 口頭
山下洋平, 森雄太郎, 遠坂哲, 亀崎龍一, 後藤周史, 西岡純, 馬場梨世, 安田一郎, 藤尾伸三, 平譯享, 大井田穣示, 小畑元, 小川浩史, 北太平洋における中層水循環に伴う外来性溶存有機物の輸送, 2020年11月27-29日, 日本海洋学会2020年度秋季大会, オンライン, 口頭