http://www.jsfo.jp/sympo/index.html
コンビーナ:志田修(道総研釧路水試),高橋素光(水研セ西水研),安田一郎(東大大気海洋研),
伊藤進一(東大大気海洋研)
共 催: 一般社団法人水産海洋学会,日本海洋学会
日 時: 2016年3月14日(月) 9:30~16:30
場 所: 東京大学小柴ホール
開催趣旨:
北西太平洋は,海底の起伏が激しく,潮汐と海底地形との相互作用によって比較的大きな鉛直混合が発生し,栄養塩を表層へと輸送することによって,高い生物生産に寄与していると考えられる.潮汐には18.6年という長周期変動があり,乱流混合強度が変動し,そのために海洋構造および栄養塩供給にも変動が発生し,直接的に生物生産に影響を与えている可能性がある.さらに海洋構造の変動が気候変動を引き起こし,間接的に生物生産に影響を与えている可能性がある.本シンポジウムでは,強い乱流混合が起きているホットスポットとして,南西諸島,伊豆海嶺,千島列島周辺に注目し,その海域を利用している海洋生物資源として,マアジ,マサバ,スケトウダラなどに焦点をあて,その資源変動を理解するともともに,潮汐混合との直接的,間接的な関係を考察する.